イタリア所蔵の彫刻

絵画、彫刻ともに実物はやはり迫力、空気感が違います

彫刻が身近

彫刻が身近

イタリアの街の中では、噴水や公園の広場などの身近な場所で、多くの彫刻を目にすることができます。

木材で形づくられた仏像などが彫刻作品として多く残っている日本よりも、こうしたパブリック・アートに馴染みが深いのは大理石などの劣化しない素材が身近にあったことが大きく影響しているのかもしれませんね。

ルネサンスの時代には、絵画に負けず劣らず多くの彫刻作品が生み出されました。

こちらも聖母子やピエタなど、聖書の題材をもとにした作品が多く残されています。

日本にはあまりキリスト教が身近にないせいか、予習なしで見るとストーリー性を実感するのが難しいかもしれません。

モチーフで作品を楽しむ

モチーフで作品を楽しむ

より深く宗教芸術を楽しむためには、キリスト教の勉強をするのが一番の早道でしょうが、「ちょっとそこまでは…」という人もいるでしょう。

そんな方には、有名なシーン、多くの芸術作品で取り上げられているテーマだけでも事前に予習しておくことをおすすめします。

同じシーンを扱っている作品がどこにあるのか、予定しているルートでどんな作家の、どんなシーンの作品が見られるかなど、「美術館」「有名作品」「著名作家」以外の楽しみ方があると、芸術をより深く、楽しむことができますよ。

有名なモチーフには、受胎告知、聖母子像、ピエタなどがあります。

イタリアにある代表的な彫刻

イタリアにある代表的な彫刻

イタリアにあるルネサンスの代表的な彫刻と言えば……?!と言われてピンと来ない人でも、「ダビデ像」と言われれば「ああ、あれか」とイメージできる人が多いのではないでしょうか。大理石で作られた、ピエタと並ぶミケランジェロの傑作です。

美術や歴史の教科書でお馴染みの「ダビデ像」は、ミケランジェロによるものです。フィレンツェのアカデミア美術館に収蔵されています。

教科書や書籍で見るとあまりサイズ感を実感しないのですが、このダビデ像は実は高さが5.17メートルにもなる大きな作品です。

実際にその場で鑑賞すると、下から見上げる形になるため足がすらりとした、正面から撮影された写真でみるよりもずっと、美しいフォルムを見ることができます。

そもそもこのダビデ像はそうして下から鑑賞することを前提として作られているため、真正面から見た図の場合は作者ミケランジェロの意図したプロポーションではないものを見ていることになります。

実は筆者は一度だけイタリアに行ったことがあり、もう覚えていられないほどの絵画、彫刻、建築を見ましたがこのダビデ像が一番印象に残っており、感動した作品です。

写真や映像では実感できない、本物の迫力を是非見に行ってください!